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オリーブオイルの品種:刈りたての草の香り「オヒブランカ」

オリーブオイルソムリエのえーみーです。今回は前回の「アルベキーナ」に引き続きスペインのオリーブオイル人気品種の一つ「オヒブランカ」をご紹介します。スペイン語では「Hojiblanca」と書き「オヒブランカ」と読みます。「ホジホジ」と呼ばれてしまうこともあるのですが、正しくは「オヒブランカ」と読むことをまず覚えてください。【 オリーブオイルの品種:刈りたての草の香り「オヒブランカ」 】

草原の草をちぎって、吸い込んだような新鮮な青い香りが特徴

オヒブランカ種のオリーブオイルの特徴は、とてもキレイで華やかなグリーンの香りがします。刈り立ての草の香りという表現をすることもありますが、草原の草をちぎって、その香りを吸い込んだぐらい青い香りがします。辛みも感じられますが、強い苦味や辛みではなく淡い苦みや辛みを感じられる品種です。

オリーブオイルにももちろん使われるのですが、テーブルオリーブとしても楽しまれているのがこの品種です。わたしはまだ見に行ったことがないのですが日本国内でも、栽培されているという話を聞いたことがあります。最初の生産者さんたちがHojiblancaを「ホジ」と呼び始めたという噂話を聞いたことがありますが、皆さんは「オヒブランカ」という呼び方、ぜひ覚えておいてください。

アジアン料理と相性抜群なオヒブランカ種のオリーブオイル

オヒブランカのオリーブオイルは、緑の中にハーブ系の緑感ももっているので、わたしはアジアン料理との相性が良いと感じています。例えば、ベトナムのフォー、白いスープの中に米粉の麺が入ってたっぷりの野菜がのっているいる汁麺ですが、そこにオヒブランカ種のオリーブオイルをひとまわししていただけると、緑の香りが素晴らしく立つと思います。

個人的にとても気に入っている品種で、焼いたお肉にもかけています。ステーキの上にバターと生のクレソンを乗せることがあると思うのですが、クレソンが無くても、その感じをこのオヒブランカのオリーブオイル1本で、仕上げてくれます。y脂分がジュワ~と溶けていくバターの感じと、さっぱりとした苦味のあるクレソンの感じの両方をオヒブランカのオリーブオイル1本で実現できてしまいます。

前回ご紹介した「アルベキーナ」が甘い香りを持っているのに対して、「オヒブランカ」は草を刈ったような爽やかな緑の香りをもっている品種になります。

オリーブオイルの品種:刈りたての草の香り「オヒブランカ」

冷えたジントニックに、オヒブランカのオリーブオイルを回しかける粋

そうそう! スペインでは、特にメルガレホというメーカーさんの畑に行く機会があったのですが、収穫が終わって疲れたら冷えたジントニックに「オヒブランカ」のオリーブオイルをまわしかけて、ゴクゴクと飲むんだ!ということで味あわせてもらいました。メチャクチャ美味しかったです。同じように沖縄の泡盛メーカーさんにその話をしたら、泡盛のロックにオヒブランカのオリーブオイルをかけたら最高!なのがこのオヒブランカ品種だな、という感想ももらいました。お酒好きの方はぜひ、油とお酒?!と思わずに、オリーブオイルをひとまわしかけて、トニックウォーターで割ったジンやウォッカもおすすめです!ぜひ、いろんな場面でオヒブランカ種のオリーブオイル、使ってみてください。

この後もいろいろな品種ご紹介していきます。もし皆さんが気になる品種があったら、YouTubeのコメント欄にぜひ書いて教えて下さい。では、次回までほなさいなら〜

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