そうめんにはオリーブオイルの新常識:OLIVE JAPAN SHOW 2022
オリーブオイルソムリエのえーみーです。前回に引き続きOLIVE JAPAN SHOW 2022で行われた、レミオロメン・ドラマーでありマスターオリーブオイルソムリエの神宮司治さんとのトークショー後半です。後半もそうめんにはオリーブオイルの新常識!を熱く楽しく対談しています。【 そうめんにはオリーブオイルの新常識:OLIVE JAPAN SHOW 2022 】
そうめんと冷や麦の違いってなに?!
皆さん、そうめんと冷や麦の違いはご存知ですか? 機械で麺を作っている場合、麺の太さの違いでそうめんと冷や麦は区別されます。直径1.3ミリから1.4ミリがそうめん、1.7ミリより太ければ冷や麦と呼ばれています。ただし「手延そうめん」とパッケージに書いてある職人さんが手で伸ばしているそうめんの場合は、冷や麦の太さになっても「そうめん」と名乗って良いことになっているんですよ。
そうめんは、細くなればなるほど技術が必要になるので、一般的に値段が高くなります。そうめんには等級があったり、帯の色の違いがあったりそうめん業界の細かい規定がありオリーブオイルの品質へのこだわりと似ている点がありますね。
日本三大そうめんとは?!
皆さん、日本三大そうめんは、どんなそうめんかご存知ですか?一つは、オサさんもお馴染みの「揖保乃糸」で知られている兵庫県の播州そうめん。2つ目が香川県小豆島のそうめん、そして3つ目が奈良の三輪そうめんですね。わたしえーみーは、そうめん発祥の地奈良の三輪そうめんを沖縄の店で扱っています。奈良に三輪大社があり、そこに献上したそうめんが、そうめん発祥と言われています。なんと私、奈良の素麺協同組合の理事長に突撃してきました。その時の面白エピソードはYouTubeで語っているのでぜひ見てくださいね。
そうめんは氷水に泳がせないほうがいい?!
そうめんを氷水に浸して召し上がる方が多いと思うのですが、水に長い時間浸すと場合によってはそうめんにカルキ臭がついてしまったり、そうめんの「コシ」が無くなってしまうことがあるので、できれば水で洗ったら水気を切って、盛り付けをして召し上がっていただくのがお勧めです。
そうめんは雑巾のようにゴシゴシと洗う?!
そうめんが茹であがったら皆さん、洗うと思いますが、冷たく冷やす目的でささっと洗っていませんか?実はそうめんは、表面のヌメリをしっかりとると美味しくなります。ささっとゆすぐのではななく、ザルの中で雑巾を洗うようにゴシゴシ洗ってください。
しっかりヌメリを取ってから水気をしっかり切り、お皿に盛り付けたらツルッと喉越し抜群のそうめんになります!もしゴシゴシ洗ってそうめんが切れてしまったら、残念ながらゴシゴシ洗いに耐えられない品質のそうめんだったということになります。洗って麺がブヨブヨしないかどうかで、品質を見極められます。
もちろん、最後はオリーブオイルをタラリ〜
そうめんだけでは、栄養が偏るので、野菜や鶏のささ身を乗せながらオリーブオイルを一まわしすることで、風味がぐっと引き立ちますので、ぜひオリーブオイルや塩をそうめんには活用していただきたいと思います。
前回と今回の2回、OLIVE JAPAN SHOW 2022の会場で突然お願いにもかかわらず、快く対談のお相手をお受けいただいた神宮司治さんに心から感謝申し上げます。皆さん、YouTubeをお楽しみ頂けましたでしょうか?? では、次回までほなさいなら〜