オリーブオイル輸入ビジネスを考えている人必見!インポーター経験談
オリーブオイルYouTuberのえーみーです。今回は少し趣を変えて、これからオリーブオイルの輸入ビジネスをやってみようかな?!という人に参考になるような、 オリーブオイル輸入ビジネスを考えている人必見!iインポーター経験談 を現役のインポーターさんにじっくり聞いてみました。
お話を聞いたのは、Nihonbashi Atelier(東京・日本橋)を運営する株式会社EAT8の荒井百花さん。さっそく、オリーブオイルの輸入を始めたきっかけから聞いてみした。
輸入を始める前はオリーブオイルの素人だった・・・
実はオリーブオイル輸入を始める前まで、荒井さんはオリーブオイルのプロではなかったそうです。オリーブオイルソムリエの資格を持っているわけでもなく、オイルに関する仕事をしてきたわけでもなく。
そんな荒井さんのご主人は食にこだわりを持つスペイン。日本に来たのはかれこれ3年前。以前このYouTubeにも出演いただきしたね〜♥
ご存知の通り、スペインはオリーブオイル大国!でも彼が日本に来たとき、美味しいと思えるオリーブオイルになかなか出会えず「これはスペインの美味しいオリーブオイルをもっと日本人に知ってもらわないといけない!!」という使命感に駆られ、ご夫婦で美味しいオリーブオイルを探し輸入しよう!と決められたそうです。
輸入の意思を固めて、まず一番に起こした行動は?!
オリーブオイルが好きでどうにかしたい!!という思いを持たれる方は結構いると思うのですが、それを行動に移されたことが大きな一歩ですよね。そこから、次のステップで何をしたかというと、国内で開催されている食の展示会、具体的にはスペイン商工会議所が主催している展示会に足を運んだそうです。オリーブオイルだけでなく、スペイン産のワイン等さまざまな商材が紹介されていたので、そういった展示会に何度も出向き「まだ日本に輸入されていないオリーブオイル」の生産者さんと会って話をしたそう。
ただ、現在はコロナの影響で展示会も予約制になったり、生産者が海外から日本に来ることなくオンラインの商談会を行っているところもあると思うので主催者にチェックしてみてください。展示会は輸入検討者として登録すれば、個人でも参加可能なところが多いと思います。
とにかく「自分が気に入った商品を見つける!」ことが第一歩ですね。
荒井さんが対話をされたスペイン人の生産者さんの多くは日本のマーケットの重要性を感じていて、輸出に積極的なのでコンタクトすると喜ばれる生産者者さんも多そうとのこと。英語を話す生産者さんも結構多いとは、コンタクトをする精神的ハードルを下げてくれる嬉しい情報ですね!
オリーブオイル輸入での苦労はどんなこと?
どんなお仕事でも楽なことばかりではありませんよね。苦労した点についてもしっかり聞いてきました。
荒井さん曰く「コロナ禍の影響もあり、物流の輸送コストが見えにくい点は本当に難しい」と。輸入時期が1ヶ月違っただけで、輸送コストがなんと2倍、3倍!になることもあるそう。それに加えて為替(かわせ)変動の影響も受けます。日本のお客さまにリーズナブルな価格で商品を提供するためにも物流コストや為替管理によるコスト管理はとても重要。為替変動を見ながら、どのタイミングで価格設定をするのかの見極めは簡単ではないそうです。
理想的な輸入量や輸入単位は?
輸入開始当初、荒井さんはミニマムの1パレットで輸入を始めたそうです。パレットで輸入することのメリットの一つは、箱の下に板が入るのでそれがクッションになりボトルが割れにくいという点があるとのこと。3ケースから4ケースで入れられたこともあるそうですが、一部ボトルが割れてしまっていることもあったのでビジネスで輸入するときはパレット単位での輸入がお勧めとのこと。
そんな荒井さんが現在輸入しているのが「yo verde ジョ・ベルデ ~わたしはみどり~」というピクアル種のオリーブオイル。品質が良いと認められて、大きな会社でも取り扱っていただいたり、オリーブオイルの品質が良いので他のオリーブオイル以外の取り扱い商品も同等の品質のものを持っていると思っていただき、大手ホテル等の取引先会社の方々が商談で話をきいてくれることも多いそうです。
いいオリーブオイルとの出会いから、オリーブオイル以外にも出会いは広がっているからこそ、苦労をしてでもオリーブオイル輸入をしていくモチベーションになっているのですね。最後に、荒井さんの一番のお客さまを明かしてくれました。それはどうぞこちらのYouTubeでご覧ください!
では次回まで〜 ほな、さいなら!(榊田えみ)