フランス料理でオリーブオイルを使いこなす
オリーブオイルYouTuberのえーみーです。日本オリーブオイルソムリエ協会の多田理事長と、ビストロ・モンマルトルの植村シェフとトークショーの第4弾、前回に引き続き今回は「 フランス料理でオリーブオイルを使いこなす 」をお届けしたいと思います。
オリーブオイルを使いこなす★★★レストランも!
フランスにも長く滞在した植村シェフにフランスでのオリーブオイル使いについて聞いてみました。フランスは南の方ではオリーブを、イタリアに近い方だとオリーブオイルを使っていたとのこと。「フランス料理も軽くなったり、ヘルシー志向の影響からバターよりオリーブオイルを使うという流れもあります。」フランス料理にもオリーブオイル使いの流れがあるというのは新鮮な驚きでした!
「もちろんスーパーでもオリーブオイルは売っているのですがその品質はそれほど良くないので、朝マルシェで生産した方が直接販売しているので味見をさせてもらいながら試していました」と探究心旺盛な植村シェフ。
一方、オリーブオイルのプロ多田理事長は、実は「バターも大好き!フランス料理は…やっぱりブールブラン!」という告白がいきなりありました。(ブールブランとは、白ワインとたっぷりのバター仕上げた皆さんも大好きなあのコクのあるソースです)
「料理にもいろいろあって、バターが合うものもあれば、オリーブオイルをおいしく食べられるメニューもありますよね。フレンチのシェフの方がオリーブオイルを使って新しいおいしいフレンチの料理の世界を広げていただくことは素晴らしこと」と理事長。
そんな理事長、4〜5年前にオリーブオイルを検問している女性にパリに招かれ、なんとあの!コルドンブルーの生徒さんにオリーブオイルについて講演をしたことがあるそうです。その理事長の講演のおかげか!?パリの多くの星付きのレストランでもオリーブオイルを普通に使いこなしているそうです。
「フランスではいま柚子がすごく流行っていて、柚子のような柑橘系の香りと、オリーブオイルのグリーンのさっぱりした風味がすごく合うので、まるで日本食みたいな使いこなしをしているのも新しい世界」という話も聞けました。
「料理の世界はとても奥深く、そのうちフレンチのシェフとか、イタリアンのシェフとかの垣根もなくなって本当に美味しい料理を作れる人が増えていくのではないか」と多田理事長。
植村シェフ曰く、生臭さをとる効果があったり、デザートにもオリーブオイルは使いこなせることを語っていました。植村シェフの挑戦はこれからも続くようです。