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EXPOLIVA 2021(エキスポリーバ)現地速報!
スペイン最大のオリーブ業界見本市へ
【オリーブ世界一の国 スペインから】

Hola‼  10月になりいよいよ本格的なオリーブ収穫シーズンに入ったスペインです。この時期はどこの収穫や搾油を見に行けるのか、どこの新油を最初に口にできるのか、わくわくが止まりません。さて、今回は9月22日から25日に開催されたスペイン最大のオリーブ業界見本市Expoliva(エキスポリーバ)2021に行ってきましたので、そのレポートをさっそくお届けします。

イタリアの有名搾油機器メーカーのハイテクなブース

世界一のオリーブ産地ハエンで2年に一度開催されるExpolivaは、例年5月に開催されますが、コロナ禍の今年は9月の開催になりました。今年のオープニングにはフェリペ6世国王が来場されたことからも、スペインにおけるオリーブ産業の重要性が伝わってきますね。

コロナ禍で国外からの来場客が見込めず、また収穫時期直前だったにも関わらず、4日間で約45,000人もの来場がありとても盛況だったそうです(前回の2019年は60,000人)。また、出展ブース枠も100%埋まり、全部で291ブース、企業数にすると1,024社もの出展があったのだとか。また、会期中の来場者の国籍は70か国にも及ぶとのことでした。

オリーブオイル主要産出国のひとつであるチュニジアのブース

会場には複数のパビリオンがあり、オリーブ産業に関連する企業のブースが並びます。収穫機器、搾油機器、オリーブオイル、容器、メディア、関連組織など実に様々です。写真でいくつかご覧ください。

屋外には大型の農業機械がズラリ。これは何かわかりますか?(答えはこの記事の最後にあります)

こちらは、ガラス瓶やペットボトルメーカーのブース

電動熊手の使い勝手を試す来場者

会場でもひときわ存在感がある搾油所向けの機械は、スペインの壮大な生産地ならでは

シンポジウム会場もあり、会期中はイノベーションや環境、食、健康などをテーマにしたシンポジウムが開かれていました。

エキストラバージンオリーブのパビリオンの真ん中に設けられたセミナースペース。ソーシャルディスタンスが保たれていました

パビリオンのひとつに、エキストラバージンオリーブオイル サロン “SíAOVE”がありその中は1)展示、2)セミナー、3)テイスティング、4)そしてクッキングショーの4つのスペースに分かれていました。

著名な専門家や高品質エキストラバージンオリーブオイル生産者によるテイスティングセミナーが日に何度か開催され、今年は会場が狭かったこともあり早く行かないと席を確保できないほどの盛況ぶり。私も2日間で4つほどテイスティングセミナーに参加し、スペイン産以外にもギリシャ産、ウルグアイ産など普段はなかなか口にできない国外のオリーブオイルもテイスティングすることができました。

毎回満員だったテイスティングセミナー

クッキングショーは今回の見本市の目玉のひとつ。アンダルシア州の各県からミシュランシェフを含む有名シェフが集まり、エキストラバージンオリーブオイルを使ったクリエイティブな料理を披露してくれました。家で簡単にできそうなものから、プロの料理までいろいろ。試食もできるので、見ているだけより何倍も楽しいのです。

ウベダの名店Cantina La Estaciónのモンセシェフによるクッキングショー

おいしいエキストラバージンオリーブオイルを使ったカリフラワーのムース

展示されていた140あまりのオリーブオイルはExpolivaのコンテスト入賞品で、世界中から集まっていたとはいえ、アンダルシア産が大半でした。今回はクッキングショーのシェフもアンダルシアから、また参加しているDOP(保護原産地呼称)※もアンダルシアのもの、とアンダルシア色の強さを感じました。

アンダルシアは世界一の産地で会場もアンダルシアなので仕方ないことではあるのですが、オリーブオイルに限って言えば私には毎春マドリードで開かれるWOOE(World Olive Oil Exhibition)の方がバラエティに富んでいてより刺激的です。産地や品種だけではなく、品質もバラエティ豊かで欠陥オイルもあったりしますが・・・(苦笑)。

コロナ禍の今回はオリーブオイルは試食はできず展示のみでちょっと残念でした

会場内ではこれまでに教えを受けた先生方やオリーブオイル仲間達との久しぶりの再会、SNSで知り合った人達との初顔合わせ、また新しい出会いもあり、私にとってはまさに“お祭り”でした。と言うのも、スペイン語で見本市のことはフェリア(feria)と言いますが、同時にお祭りの意味でもあるのですよ。それをよーく実感できました。

さて、次回の開催は2023年の5月です。オリーブオイルがお好きな皆さん、一緒に見学に行きませんか? それでは、hasta luego!!


※DOP(保護原産地呼称):EUが規定する生産地認証制度。オリーブオイルの場合、産地・品種・収穫時期・搾油過程・瓶詰めなど、全ての工程が定められた同一地域内で規定通りに行われている証明になります。


3枚めの写真の質問の答え: 収穫の時にこの機械でオリーブの幹を挟み、まわりにこのシートを広げます。幹を揺すると果実はシートの上に落ちるので、地面との接触を防ぐことができるのです。


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