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オリーブオイルが決め手!
夏の定番料理ガスパチョ
【オリーブ世界一の国 スペインから】

Hola!! 先日オリーブ産地のコルドバ郊外にあるモントーロでは、気温が47.2度を記録し話題になりました。日本のような湿気はないものの、連日40度を超えるアンダルシア地方の夏はとにかく暑い!! 食欲も減退します。今日はそんな時でもおいしく食べられる郷土料理の冷たいトマトベースのスープ “ガスパチョ”をご紹介します。

こだわりは、食べる直前にかける香りのいいオリーブオイルと、多めのトッピング

スペインを訪れた24年前、私はアンダルシア地方のセビージャの旧市街で10歳年上の女性のアパートに居候していました。今思うとよく住めたと思う築100年超えのボロ物件でしたが、初のヨーロッパ生活だったので映画に出てきそうなアパートだとポジティブにとらえていました。もちろん冷房などなく、暑い日にその女性とよく食べたのがガスパチョでした。スペインは昼食がメインということもあり、夕食はガスパチョに生ハムやチョリソ、冷蔵庫に入れておいたスペインオムレツなど火を一切使わないことは軽いカルチャーショックでした(どこの家庭もそうというわけではありませんが)。

スペインはトマトの種類がとっても豊富

飲むサラダとも言えるこのひんやり冷たい“ガスパチョ”はトマトのビタミンも豊富で、日本の蒸し暑い夏にもぴったり。ネットで日本のレシピを見るとアレンジされたものばかりなので、今回は伝統的なレシピをそっとお教えします。

【材料(4~5人分)】※トッピングは含まれていません
・熟したトマト 600g(トマテ・デ・ペラという品種がよく使われます)
・ピーマン 半分~3分の2
・きゅうり 半分
・玉ねぎ 4分の1(なくても可)
・にんにく 小さめのひとかけ
・パン 20~25g (通常は硬くなってしまったパンを使います)
・エキストラバージンオリーブオイル 50ml
・白ワインビネガー 20~25ml
・塩 適量

冷蔵庫の中にある材料で火を使うことなくできる栄養価も高い夏のリピートメニュー

【作り方】
野菜を切っている間、パンは水に浸しておきます。材料を全部ミキサーにかけ、なめらかな口当たりがよければ濾し、冷蔵庫でよーく冷やす。調理はこれだけです!食べる時は氷を浮かべてもOK。水をお好み量加えて、コップで飲むこともあります。

玉ねぎを入れるかどうかはスペイン人の間でもよく議論になりますが、私は入れる派です。スペインオムレツでも、じゃがいもだけか玉ねぎを入れるかと議論が交わされます。どちらも好みによりますね。

そして、おいしく作る鍵を握るのがオリーブオイルです! スペインでも粗悪なオリーブオイルが使われ、目の前に置かれた瞬間に欠陥オイルのにおいが漂うことがあるのですが、良質なエキストラバージンを使うと風味が抜群にアップ。食べる直前にもまわしかけると、さらに香りが豊かになります。

私はこの夏例年になくガスパチョを食べ続けています。プチトマトを使い、パンは少なめ、クミンを少々加え、そしてトッピングとは呼べないほど大量のピーマンときゅうりのみじん切りにゆで卵とクルトンを入れて食感を楽しむのが私流です。

皆さんも、おいしいエキストラバージンオリーブオイルを使って、スペインの夏の定番料理ガスパチョを作ってみませんか? とっても簡単です。一度レシピを参考に試したら、材料の割合はお好みの味にアレンジしてみてくださいね。

それでは、hasta luego!!(田川敬子)

   
     
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